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コンサートの感想、10月12日(日) [音楽]

コンサートに行ってきました。今日の演奏は素晴らしかったですね。
目当てにしていた、Yuri Temirkanov(ユーリ・テミルカーノフ)が病気で代理に代わったとの手紙がきていたので、少しがっかりしていたのですが、代理の指揮者のYuri Simonov(ユーリ・シモノフ)は素晴らしかったので大満足です。オーケストラは、St.Petersburg Philarmonic orachestra(サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団)。
曲目は、
Romeo and Juliet/Tchaikovsky(元はIntroduction and Allegro/Elgar)
Piano concert #1 in B flat major/Tchaikovsky
Enigma Variations/Elgar

ユーリ・シモノフはロミオとジュリエットが得意なようで、譜なしで振っていました。
彼の指揮はキューがはっきりしているし、延ばす、盛り上げる、抑える、などの指示も明確でした。指揮だけでなく、アンコール(1曲目の曲はわかりませんでしたが、更にアンコールに応えた2曲目は、ワーグナーのローエングリン(第三幕への前奏曲)でした)への応え方、観客とのアイコンコンタクト、団員とのコミュニケーションの仕方などを見て、彼自身が一流のエンターテイナーなのだと感じました。まさに「音を楽しむ」という雰囲気が大変良かったです。

ロミオとジュリエットは、上手いオケが一体になっていて素晴らしかったです。
音のダイナミックスが素晴らしい。タイミングが全然ずれずにピアノからフォルテへ。

チャイコフスキーのピアノコンチェルトのソリストも変更になり、Elisso Virsaladze(エリソ・ヴィルサラーゼ)からDmitri Alexeev (ドミトリー・アレクセーエフ)へ。エリソ・ヴィルサラーゼを聴いてみたかったのですが、仕方無いですな。代理のピアニストは音を聞いた事がない人だったのですが、明るい音色の持ち主でした。チャイコフスキーのぴあの協奏曲のフォルテは下手に出すと、音が割れてなんだか汚くなってしまうのですが、それが全くなく、チャイコフスキーらしいキラキラ感がでていたように思います。ちなみは見かけは、白髪小柄でアシュケナージのようでした。

エニグマは、イギリスで公演するから聴衆を喜ばすために選んだのでしょうか。
大変上手な演奏でしたが、なんとなく違和感がありました。ロシアの演奏法とエニグマがなんとなくマッチしないような?もうすこししっとり感があっても良かったかなぁ。。。いや、大変贅沢な文句ですが。しかし、エニグマの演奏は難しそうです。

指揮者のYuri Simonovは☆5つ。
サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団の演奏レベルは非常に高い!しかも演奏が熱い。こういう熱い演奏のオーケストラには、是非ロシアもので攻めてもらいたいです。ロンドンでは、チャイコフスキーとショスタコーヴィッチを演奏するようですが。
ロミオとジュリエットには文句無く☆5つです。

この間のコンサートに比べたら、充足度の高いコンサートでした。
もっと沢山、良い演奏を聞きに行きたいなぁ。
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