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コンサートの感想、10月3日(金) [音楽]

久しぶりにコンサートに行って来ました。
Gennadi Rozhdestvensky(ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー)指揮、Jean-yves Thibaudet(ジャン-イヴ・ティボーデ)ピアノ、The London Philharmonic Orchestra演奏。
ティボーデの演奏は、記憶が曖昧なのだけれど、ドビュッシーか誰かフランス人の作曲家の曲を聴いたことがあり、一度生でみてみたいと思っていたのです。ここから独断に満ちた感想を書いてみます。
曲は、R. Strauss_Metamorphosen
Ravel_Piano Concerto in D major for the left hand
Tchaikovsky_Symphony No6 in B minor

リヒャルトシュトラウスのメタモルフォーゼンは23の独奏弦楽器のための習作なので、ヴァイオリン10名,ヴィオラ5名,チェロ5名,コントラバス3名で編成されています。↓のウェブを見る限り、聴く人が聴けば素晴らしい作品のようなのですが、ワタクシには「ブタに真珠」でございました。オホホ。
http://www.kanshin.com/keyword/119864

次は、(私には)メインの、ラヴェルの「左手のためのピアノ協奏曲」。コンサートで聴くのは2度目ですが、やはり左手の疲労度が凄そうです。ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインの兄の、ピアニスト、パウル・ウィトゲンシュタインの為に書かれた曲ですが、パンフレットによれば、
「パウルは最初ラヴェルの書いた通りに弾くのを拒否した。というのも、パウルはピアニストには自分の意志があり、『演奏家は奴隷ではない』と信じていからである。しかしラヴェルは、1932年のウィーンでの初演で、パウルが大幅に楽譜から逸脱して弾いたことを受けて、『演奏家は奴隷である』と主張した。」
おお、自己主張の戦いであります。
ティボーデの演奏は、まとまりのある良い演奏だったのですが、残念に感じたのはフォルテッシモの音がイマイチ割れてしまって美しくなかったことと、ペダルを踏む度に足を踏み鳴らす音がうるさかったこと。
うーん、特に追いかけてまで次に見たいという印象は持ちませんでした。

チャイコフスキーの悲愴。
これは…ううむ、3楽章はブラスが大活躍でいつも甲子園を思い出します。
ロンドンフィルは通常満員の客席に慣れていて、グラスゴーくんだり(田舎)までやってきたのに、客席が半分しか埋まっていないことに腹を立てたのか、
「天下のロンドンフィルが演奏してやってるんだ、有り難く思え」
という高圧的な感じがありました。それを差し引けば、N饗アワーをみているような手堅い演奏でしたが、もっと良い演奏ができるはずなのになぁと残念に思いました。

総評としては、☆3つ(5つ中)。
いや〜、6月ののゲバントハウスは本当に良い演奏だったな〜、なんて思い出しました(苦笑)。
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